先日、トランスファーでローマへ旅行にいってきました。
その時に、AppleWatchで、Walletによる航空機搭乗を試みましたので、それをレポートしてみたいと思います。

■事前準備
まずは、旅行会社に手配してもらったEチケット控えで航空会社を確認すると、行きがエールフランス(成田ーパリ─ローマ)、帰りがKLM(ローマ─アムステルダム─成田)という手配。

というわけで、iPhoneにエールフランスとKLMのアプリをインストール。あらかじめ会員登録を行います。
Eチケット控えに記載されている予約番号も登録しておきます。
なお、パスポート番号など、チェックインに必要な情報もあらかじめ登録しておかないと、オンラインチェックインができませんので、お忘れなく。
両社とも、iPhoneからだけでなく、PCサイトも用意されているので、併用しながら確認すると、わかりやすいかもしれません。

この両社は経営統合されているため、互いのアプリで互いの情報を見ることができます。
情報の豊富さと見やすさではKLMのアプリのほうが上ですが、エールフランスは日本語化されているということで、一長一短。

チェックインができるのは、乗り継ぎ便の最初の便の出発時間の30時間前から。
時間になったら、アプリを操作し、あらかじめ登録しておいた予約番号から、チェックインを選択すれば、それで完了!(同乗者がいる場合、同乗者分も同時にチェックインできます)。
ちなみに、今回、パリ→ローマはエールフランスながらアリタリアが運航のコードシェア便でしたが、

チェックインすると、アプリから搭乗券を参照できるようになります。
そして、その搭乗券にPassbookに追加するというボタンを押してやると、Walletで搭乗券が表示できるようになります。

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そして、同時に、AppleWatcheのWalletで搭乗券が表示できるようになります!
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なお、同時にチェックインされる同乗者の分のチケットは、同乗者の情報として同乗者のFLYNNG BLUE会員番号を入力しておくと、同乗者側のiPhoneアプリで表示できるようになりました。



●往路
当日はオンラインチェックインを済ませているので、荷物を預ける必要がなければ、カウンターによる必要はありません。
そのまま出国審査、セキュリティチェックにすすめます。
搭乗券を見せる必要があるときは、AppleWatchのWalletから画面を見せます。この時は、航空便の情報が文字で表示されているところを見せればOKでした。
また、制限エリアでの免税店でも同様です。

さて、いよいよ搭乗です。
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搭乗カウンターで、AppleWatchを見せると、カウンター担当者はちょっと驚いた様子。で、バーコードの部分を表示させるようにうながされます。そして……バンドを外して手渡しますw
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搭乗券のバーコードを読み取る機械の開口部?が狭いため、腕ごとでは通らないのですw
機内でもCAが席の案内をするために搭乗券を見せてくれと言いますが、フランス人(だと思う)CAさんもハイテク!って感じに驚いてました。
ちなみにAppleWatchだと小さくて見づらいので、CAさんと顔が近づくのは隠れた利点?(セクハラ発言)

さて、往路のパリ(シャルルドゴール空港)の乗り換えの際には、AppleWatchのWalletではなく、iPhoneのWalletを使って乗り換えしました。
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というのも、この日はパリのテロの翌日。ピリピリしているところに、珍しいことをするのもなんだな、と思ったからです。


というわけで、アリタリアへの乗り換えはiPhoneで表示させたバードードをかざして……と思ったら、トラブル発声! なにやらチェックインの機械がエラーを出しています。
ここで、カウンターの係員が「イタリア語できる? それとも英語?」と聞いてきました。まあ、パリ→ローマ便で日本語ができる人はいねーよなー、と思いつつ
「English,Slowly」とだけ、やっとの思いで応えると、係員が「OK、Perfect!」と返してくれました。
チェックイン機のモニタが見える位置だったこともあって、エラーの内容が理解できましたが、要はチェックイン時に割り当てられた席番号が間違いで、席番号を振り直すということでした
というわけで、その場で搭乗券が発行され、この旅で唯一の紙搭乗券で機内に入りましたw
搭乗後に旧席番を確認したら、そこはビジネスクラスでしたw 私はエコノミーですからねw(コードシェア便ゆえのアクシデントだったと思います)。
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●復路
復路は旅行中にチェックインすることになりますが、海外用Wifiをレンタルしていっていたので、ローマからオンラインチェックイン。そして、往路と同じように、搭乗券をPassbookに登録。
リコンファームもなければ、紙の印刷もいらない。便利な時代になったものです。

そして、AppleWatchでのチェックインは……やっぱり、腕から外してのバーコード読み取りでした。
ちなみに自分で読み取りさせるスタイルでしたが、表裏を逆さまにして、読み取れない?と思ってしまったのは秘密です(恥)

アムステルダムでも、無事にAppleWatchで搭乗。
ここでもKLMのCAさんに「すごい!」みたいなことを言われましたw
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●総評
AppleWatchでの搭乗は、欧州系の航空会社では、まだまだ少ないようですw
バーコード読み取りの時ははずさなくてはいけなかったりして、特段、AppleWatchだから便利ということもなかった気はします。
でも、バタバタしたり、荷物をもっている中、腕時計だけでコトが足りるという意味ではよいのかもしれません。

まあ、今はまだ使ってる人が少ない分、目立てる!ってことはありますがw